2022/3/7

シルクスクリーン紗枠に映像を投影した新作となります。

会場も元体育館スペースとなり、これまでで一番規模の大きい展示となりました。

 

越後妻有 大地の芸術祭 2022

枯木又プロジェクト

2022年7月30日(土)-9月4日(日)

10:00-17:00

火・水 休館

会場:旧十日町市立中条小学校枯木又分校

新潟県十日町市中条東枯木又


枯木又プロジェクト「析出する光」に寄せて

この2年ほど大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレに参加するため、新潟県十日町市枯木又集落を定期的に訪ねてきました。棚田が美しく、冬には深い雪に覆われる集落。一見、変わらないようにある静かな風景も、一刻一刻と移り変わり、おおらかな時間の巡りの中にあることを意識させられました。また、一年を通して集落のあちこちで湧き出る水は、驚くほど味わい深く、この地の豊さを身に染みて感じることができます。命が萌え出る春、雪深く閉ざされた冬、青々と田園が広がる夏、実りの秋。これら枯木又の地を巡る豊かな水が生み出す移ろう風景。その儚く過ぎ行く「うつろい」を題材とし、廃校となった元小学校の体育館に映像とシルクスクリーン作品を組み合わせたインスタレーションを展開しました。また、形となり留まり続ける存在に興味がわき、集落の方が大切にしている形見などを題材とした作品も展示しています。訪れただけでは見えてこない脈々と続くこの地の営みや個人の想いを、循環という大きな流れを感じる拠り所として感じていただけることを願っています。